About
当工房について
Concept コンセプト
昨今問題となっている、地球環境や現代人が抱えるストレス。漆器づくりを通して、そうした問題を少しでも和らげたいと、日々活動を続けています。
日常生活で使えるお椀やお箸などのほか、水の浄化作用を持つ葦のボールペン、楽しく漆器に触れられるゴム鉄砲などを創作。工夫を凝らした作品の数々をご堪能ください。
Point 特長
Point 01
漆器の製作では主に漆や合成樹脂塗料が使用されますが、当工房では中でも採取量の少ない貴重な天然漆を使用しています。それをベストな状態になるまで見極め、塗っては研ぐの繰り返し。そうして丹念を重ねることでようやく、漆が放つ「本物の輝き」をお届けできるのです。
Point 02
お届けする漆器はすべて手づくり。完成した際の手触りやお客様のもとへ渡ったあとの使用期間の差は、機械とくらべて歴然です。職人が神経を研ぎ澄まして仕上げた漆器だからこそ、「いつまでも見ていたい」と思っていただける一品が生まれます。
Point 03
ただ工房にこもって作品をつくるのではなく、デパートや伝統工芸館での実演販売などを積極的に行ってきました。その取り組みがきっかけとなり、多くの方々にご愛顧いただくように。また、生まれ育った石川県の植樹祭記念品を塗り納めるという、栄誉あるご依頼もいただいています。
Profile 塗師プロフィール
-
塗師
種本 章
Tanemoto Akira
- 【プロフィール】
-
■経歴
1999年 日本伝統工芸展 入選
2000年 表参道ギャラリー華音留にて個展
2002年 ビアマグランカイ4 入選
2005年 酒の器展 入選、石川県第32回デザイン展クラフト部門輪島漆器商工業協同組合理事長賞受賞
2007年 全日空機内誌「翼の王国4月号」に葦ボールペンが取り上げられ、仕事風景も掲載される■資格・組合等
山中漆器連合協同組合第八部組合員
山中漆器伝統工芸士上塗り部門■メッセージ
塗師は古来よりこの日本で存続してきた職業の一つです。こうして長い間存続してきたのには、見よう見まねでは決してできない、本物の塗師が持つ技があるからだと思っています。しかし、時代の流れとともに職人が減っていることも事実です。その中で「この素晴らしい文化を後世に伝えたい」という想いから、私は自ら漆器の販売にも力を入れてまいりました。ご購入いただいた方からその子どもへ…。未来永劫にわたって漆塗りの文化が続くことこそが、現代に生きる塗師として最上の喜びだと感じています。